--- layout: old_post title: 神童 - さそう あきら permalink: /tatsuya/show/308 ---
"神童 (1)" (さそう あきら) 文庫本出ていたので読んだ。特に絵が綺麗なわけではないけど独特の味があって良い絵だと思う、なんというかデスノートみたいな綺麗な絵じゃあ感情移入できないよね、完成してて。描画しきっていない足りない部分を脳が補完するから、見た人それぞれの記憶に深く残るのかなと思った。まぁそんなこともないか。
少女うたと大学生のわおを中心に話が進んでいくけど、その二人が出会う最初の場面が特に良い、魚の音を聞く場面、ここでどれだけ詳細に文章で書いても分析的になって表現できない感覚だと思う、何が良いと明確に言えないけど良い。電通なんかがマーケティングをやったり市場調査をやって分析しても見つからない良さだと思う。あと、五十嵐大介のはなしっぱなしに似てると思うので併せて100冊くらい買うことをお勧めします、ワスは買わないけど。